Kej の森

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カテゴリ:本の紹介です( 7 )

ほんとうに或るべき姿って?  「ミュータントメッセージ」より



マルロ・モーガンのミュータント・メッセージを読みました。


1994年に刊行された本なので、実に18年前のフィクションではありますが、
私がこの本を手にとったのは、ほんの数ヶ月前のことです。
なぜ今?とも思いますが、私にとってのご縁は今、そしてそれは、案外タイムリーなタイミングでやってきたな…と思っています。


そうそう!これだよね!
本来の人間のあるべき…いや、もともとの姿って、こういうことなんだよね!
だから私たちはその「忘れていた私たちの姿」に戻ったらいいんだよね!


何度も何度も頷きながら、かなり興奮してページをめくっていきましたね。
ほんとうに楽しかった♪
それがまず言ってしまいたい、この本の私の感想です。



そして特に瞑想ワークショップなどで、いろいろな怪しい(笑)ことを言っている私ですが、
この本を読んで頂ければ、<人が本来の在るべき姿>に戻りさえすれば、いろいろな力(超能力のような)が実はどの人にもちゃんとある…ただそれは、隠されているだけ…ということに気づいて頂けるかなと思うのです。
ですので、スピリチャルとか、テレパシーとか、超能力とか、、何を言っているんだ!と眉間に皺を寄せてしまう方にも是非読んで頂きたい本なんだだな〜と思う次第であります。(でも、そういう方はこのブログ読むわけないんだな、きっと)




  *     *     *     *




物語は、一人の白人女性がある誘いをきっかけに、オーストラリアの先住民・アボリジニ部族とともに
砂漠をわたり歩く長い旅に出るのです。その旅はいわゆる原始の旅であり、靴もなければ、缶詰も水筒もない、西洋文明の中で暮す人にとっては、いわばサバイバル?!を超えた旅となります。


その4ヶ月に及ぶ長い旅の中で、著者(白人女性)はこの<真実の人>族とあらゆる体験を共有することになるのです。それは言葉を発することなく心で話す会話法であったり、
自然と同化し、感じ、聞くことで、必要なもの…水や食糧を手に入れることのできる感覚であり、
手を触れ祈ることでもたらされる究極の治療、癒しであったりするのです。

旅を終えるころに著者は宇宙の真理、地球と人との繋がり。そして彼女に与えられた使命を悟っていいく…というのがこの本に綴られているストーリーです。

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  *     *     *     *    




さてさてあまりに書きたいこと、伝えたいことが山積みで
困ってしまうのですが、
今日はその中からひとつ「葉っぱのゲーム」のところを
少しだけ抜粋して書かせて頂きますね。




ある夜のこと。
<幸せの運び人>が砂漠で摘んだ葉をばらばらにちぎって、それを全員に一枚づずつ渡します。
そしてゲームのはじまり。葉がもとの形になるようただ、皆で並べていくのです。
葉がもとの形に戻ったら皆で祝い合う創作ごっこと呼ばれるゲームです。

これは「ばらばらに見える人も実は皆、本当はひとつ」ということですね〜。


(以下抜粋です)

ひとつになるっていうことは、みんなが同じになるという意味じゃない。
人はみなユニークなんだ。同じ場所を共有する人はふたりとはいない。
葉っぱを完成するにはすべての部分が必要なのと同じように、それぞれの魂も特別な場所を持っている。
 …

だが、本当はすべての命はひとつなんだよ。
宇宙の意図はひとつだけだ。肌の色はいろいろあるが、人類はひとつだ。



まさにワンネス…ひとつであること。
どれもこれもかけがえのない…そしてその全てが繋がり合っていると感じることですね。


ちぎられた葉はきっと皆、どこかがいびつだったり、でっぱってたりしていて、ひとつひとつは
かなり変わったものもあるかもしれない。これを人と考えてみてくださいね。

そして、その葉をパズルのように丁寧にもどしていきます。
できあがった葉を何かのコミュニティや社会と考えてみるといいかもしれません。



さて、このいびつな葉っぱたち。
一枚一枚は不揃いでも、全体として合わせてみる時にはその凹凸が大事なポイントになってきます。そのとんがったところも、へこんだところもそのままでないと、、、
でないと一枚の葉っぱは出来上がらない。つまり、みんなそのままで良いよ…ということなのですね。そうして皆がひとつになって、また大きなひとつができあがる。違うのは心とひとりひとりの
意図だけで、人類はひとつなんだ、ってことです。



そうなってみると、人を傷つけるのは実は自分を傷つけることになる…とかね、また長い話に
なってしまうわけですが、この考え方をこの葉っぱのゲームで実に簡単にわからせてくれる。
言葉で言うのは難しいことですが、やってみれば一目瞭然というわけです。さすがです。




その他にもね、

ミュータント(私たち、現代人のことですよ)は形に中毒しているらしい…とかね。

つまり、物質ですね。お金とか物とかね、そういうことでしょう。
あいたたた、、ですよね。

宇宙から与えられた才能を知らないまま一生を送る人がいるというのは本当なのか?

これもまた痛い。ですから、不祥わたくし、なんとかその方の「生まれ持った使命、才能」を
お伝えしたく、こんな生業をやっているわけです。ほんとうに知らない方が多くいらっしゃるから。。(涙、、)



まだまだ書きたいことはいっぱいですが、今日はこのへんで。

最後に、
この本の出版された後、著者がフィクションだと言っているにも拘らず、この本に対して、
先住民の方々が抗議運動をされたそうです。
内容はとても痛ましいものです。。

「わたしたちの大地や水をとりあげた上に、さらにわたしたちの宗教や儀式までも奪おうというのか…」

というものでした。
この抗議に対しては、胸がつぶれるような気持ちのほか、何も申し上げることはありません。
そういった背景もふまえた上で、この本を手にとって頂けたら、、
そこにはまた何か違った思いが皆様のこころに広がるのかな…と思っております。



長々おつきあい、有難うございました。
それではまたです。







 
by kej000 | 2012-08-11 17:31 | 本の紹介です

人生クリエイトお役立ち 「夢の分析」

皆様こんにちは。
とうとう桜が満開ですね〜。お花見は行かれましたか?


さて、「本の紹介です」というカテゴリーを付け加えました!
私の活字中毒は、ブログにも散々書かせて頂いており、家のいたるところに、本がころがっており、
まったくもって収拾のつかない状態ではあります。が、生徒さんやクライアントさんから

「何の本をいつも読んでいますか?」「おもしろい本教えてください〜」

と、よくよく言われるのです。はいはい、そうなのです。本はみんなの宝物。これもあれも皆様に読んで頂いたら、おもしろいだろうな〜というのがたくさんあるのです。…というわけで、これから少しずつですが、「鹿乃子ライブラリー」から紹介してまいりたいと思います。どうぞ、宜しくお願いいたします。ぺこり。


本日の本は、「夢を分析する本」です。

夢については、新春夢判断みたいなことで書かせて頂きましたが、あれは「色」についてでしたね〜。判断方法もチャクラの色と合わせるという、最も教本的な方法でありました。
さて、今回ご紹介するのは、それはそれは「するどい!」夢分析の本です。


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タイトルは 『夢のメッセージ』 坂内慶子さん著 

   PHP出版 952円


よく夢占いというのがあり、私も何冊か目を通したことがありますが、こちらは別格ですね。夢で占う…という次元のものでなく、夢で自分を分析していこう!というもので、いろいろな項目があいうえお順で並んでおり、夢を紐解く「辞典」なのであります!





著者の坂内さんはドリーム・セラピストとして活躍されている方だそうで、この本はエドガーケイシーの夢解釈法を参考に書かれたと記されています。

冒頭の解説の中で、坂内さんは「夢に取り組むのは、自分らしい独自性のある人生を生きるためです」と書かれています。近代の科学で「自分の中に分け入ると、そこには夢があった」というフロイトやユングら先人たちの業績に目をやり「夢は自分の魂の真意を知る手がかりです」と彼女は伝えます。
また、夢に取り組み始めた人に対して「瞑想」を始めることも勧めています。瞑想をしたことが
ない方や、どうやったらいいかわからない?という方も、この夢の取り組みから始めるのはなかなか
いい方法だな…と思うのであります。


方法はいたって簡単!
起きたらすぐにその夢に出てくる象徴を辞書で調べること。これだけです。本当は夢ノートを作って
書き込んでいくのがよいようですが、あまり「こうしなくちゃ」と思うと、敷居が高くなりますものね〜。しっかし、私はもう若くはありませんので、すぐに書かないと、けろり…と見た夢を忘れてしまうのです。これは大変!ということで、ノートに記録しておる次第ですが。。
不思議なことに、続けていると夢の回数(夢みた記憶の回数)も増えて、内容も覚えていられるようになってくるのですね〜。



難しい話はこれくらいにして、ちょっと実際に見た夢とその人の状況例を挙げてみます。



Example Dream 1

自転車に乗っていて、バランスを崩し、崖から転落した夢

解釈>
自転車…心と身体のバランス、プライベートと仕事のバランスがとれているか?
崖から落ちる…二者のバランスを崩す。落ちるはあきらめの気持ちをあらわす。回避法を探るべし。

状況>
公私のバランスがぐちゃぐちゃな時。結局、コントロールできず大けがをした



Example Dream 2

ヘリコプターで島のまわりを飛んでいる夢

解釈>
ヘリコプター…現状と期待、目的と手段の間に無理や見積もりの甘さがあること
島…無意識の領域に飛び込み得られた洞察や新しい可能性だが、新領域の場合はコントロールや調査が必要では?

状況>
新しい仕事の話がきて浮き立つ。でも蓋を開けてみたら、大変そうで驚いた



Example Dream 3

コートを着て歩く自分。その傍できりんが歩いていた (子供の夢です)

解釈>
コート…保護。着ている場合は、自分の感情などを隠す。
きりん…臆病になっている。身の安全を図るのに注意深くまわりを見るように。

状況>
新しいことを始める前の段階。ただし、元気そうなので親は全く気づいていなかった。



Example Dream 4

船の転覆の直し方の講義を一生懸命受けていた自分。

解釈>
講義、授業…受けている内容が「学び」の内容になるという啓示。
転覆…感情コントロールの放棄。理由のわからない恐怖。船は自分で操縦することを意識する。

状況>
何かいつも悪いほうにばかり考えてしまう。
自分の意志、気持ちに耳を傾けて、自分でいろいろ決めていこうと思ったら楽になった。




あ〜、とても書ききれませんね。
猫は自己表現の先生だとか、洞窟を歩く人は自己探求中だとか、たくさんたくさんおもしろい話がありますよ。そしてなかなかこれが深いのです〜。

ぜひとも皆様、ご覧になってお試しください。




追伸*

そういえば昔読んだ本に、「夢」を見るようではまだ、瞑想で覚醒していない…なんていう記述が
ありましたっけ。なるほど〜、まだまだ修行が足りませんね、、
by kej000 | 2012-04-06 20:48 | 本の紹介です

結婚とは何だろう? 

 
『この人は、イエスが水をぶどう酒に変えられた、あの結婚式の花嫁だ…。
 心と身体の合一を意味する結婚式が、この人にとって特別に大きな意味を持つのはこのためだ。
 それでいて、結婚について考えると、あれこれ迷いが生じてしまう。
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 心の奥でよく理解しなさい。
 心と体が惹かれ合うとき、これは無目的なことではない。
 神の栄光が現わされんがための、目的に溢れた経験なのである。
 結婚は恵みに満ちた機会である…。』

注] 結婚とは「水」に象徴される日常的な経験を…「ぶどう酒」に象徴される霊的成長に変えていく「器」になります。(訳者レイチャル・ランネルズによる)




これは、エドガーケイシーの特に愛と結婚に関してのリーディングを集めた「愛と結婚の法則」という本の冒頭に書かれている、ケイシーのリーディングの一部です。

エドガーケイシーというと予言者だとか、今世紀最大のサイキッカーだとか、奇跡のチャネラー等々、名前は知れど、いったいどんなリーディングをした人?! というわけで、興味半分、買ってはみたけれど、ずっとページを開くことがなかった本。それをつい先日、ふと思い出して、読みはじめたら止まらない。私がだらだらとブログに書いてきたこと、拙いカウンセリングでクライアントに問いかけてきたことが、パン!!と、いとも簡潔に書かれているではありませんか?!


本日は、夫婦問題で心悩める方、いえいえ、結婚している方も独身の方にも是非、彼のリーディングを読んで頂きたく、投稿いたす所存であります。




ケイシーの結婚に関するアドバイスは、『結婚は霊的成長のための貴重な機会である…』という、ほぼ一貫したテーマに沿っているものでした。つまり、日々の生活に流されることなく、夫婦〜家庭という生活の中で、人は精神的にそして、霊的に成長すべきであるということです。


ここでは、わかりやすく幾つかのリーディングから例をあげてみましょう。



『結婚は互いが五分づつの責任を分担する共同作業である。
「結婚から何が得られるだろうか」という考えの上に結婚を築くのではなく、
「結婚において、私は何を与えられるだろうか」という考えの上に築くことだ。』



また、妻との関係を改めたい男性にはこんな助言をしています。

『人からして欲しいと思うことを、人にせよ。
 自分に対してこうあって欲しいと思う有様を、まずあなた自身が妻に示すことだ』




そして、浮気や壊れていく関係など、困難な夫婦関係に嘆き悲しむ人へは

『個々の魂、個々の実体は、絶えず自分自身に出会っている。
 理解しようという気持ちさえあれば、他人のせいにしてきた苦難の大半が、実は自分自身で招いて きたことだとわかる。それらの苦難において、あなたはあなた自身で出会っているのだ』




人は結婚すると相手に依存する生き物かもしれません。
女性の場合、経済的にはもちろん、精神的にもしかりです。ですから、家族になると途端に甘えが出てしまいます。これが他人ですと「忍耐」や「寛容」な態度もとれるのでしょうが、家族になるといけません。新婚1年もてばよいほうです。


読むだけでは、本当に簡単そうに思えることばかりですが、実際の夫婦問題のカウンセリングにおいて、たったこの3つの問題をクリアして実践することができたなら、その人の問題や状況、考え方は間違いなく変わるだろうな…と思うことばかりです。もちろん、皆さん、頭ではわかっていてもそう簡単にはいかないのでしょうが…かくいう私もどんどんうなだれてしまいます。。。




『その場所を理想の家庭とすることに、あなたの力量や才能がよりよく発揮される』


つまり、ケイシーは、家庭を調和し平和を築いていくことこそ、最もその人の創造力や希望、感性、精神的な美の本質を成長させるものであると示唆しています。そしてその力は強く、どこへ行っても社会においても、確実に発揮されるであろうということです。
簡単に言えば、「夫婦〜家庭」は一番の修行な場であるということでしょうね。


おっと、とても夫婦仲がよろしくて、修行?!などとは考えられないご夫婦も勿論、いらっしゃいます。しかしですね、そういう方々には、とても不思議なことに、家族(例えば、そのご両親やまたは子供さんなど)の問題や、経済的な問題、健康に関する問題などに直面される機会が多いように思うのです。それについて、ケイシーの語る「夫婦は目的と理想をひとつにするように努めるべきだ…」というメッセージを読んでいると、また他の大きな力が何かしら働いているように思えてくるのです。



最後にもうひとつ。もっともっと紹介したい大切な素晴らしいメッセージがたくさんあるのですが…私が一番、感動したリーディングです。
やはり人間もこの地球、自然の中に生まれた全ての生き物と同様。
大事なことは、本質的にはやっぱりそこなのかなぁ…と思ったりいたしました。




『家庭を生涯の仕事(キャリア)にしなさい。
 この世で家庭を作ることは、どんな人にとっても、いずれ劣らぬ立派な仕事であるからだ。
 仕事と家庭の両方を与えられる人はわずかである。
 しかし、あらゆる仕事の中で最も大切な仕事は家庭である。』
by kej000 | 2011-11-05 16:01 | 本の紹介です

相性が悪い?親子の話 

大変ご無沙汰しておりました。あまりの多忙に目をぐるぐる回しておりましたが、一段落。
やっとブログに向かう時間ができ、なんだかわくわくです。
皆様は、お元気でお過ごしでしたでしょうか?


本日の話題は「あんまり仲良しではない親子関係」について、ぼそぼそと独り言、書かせて頂きますです。


カウンセリングをしておりますと、「どうも子供としっくりこないんです」とか、
「上の子とは気持ちが通じ合うのに、下の子は何を考えているのか、さっぱりわからない」とか
言った話をされる親御さんがおりますね。

かくいう私も自分の子供とは性格が正反対。「あれ〜、そうなっちゃう?」とか「どうして、そういう風に考えるの〜?!」とびっくりすることが多々あります。驚いているうちはいいのですが、いくら話しても『馬の耳に念仏』いや『のれんに腕押し?』、ひどい時は、こちらが先に頭に血がのぼってしまうなんてこともあるわけです。

いやいや、いけません。これでも私は精神修行をしている身、ここは錬金術的な気持ちをもって
自分と相反する人を認め、好奇心と日々発見!の気持ちをもって「この子がいるからこそ、私は自分のキャパシティーを超えて、いろいろな経験ができるんだ!ありがとう!!」なんて感謝こそしつつ、自分の意識の拡大をしていかなければならないのです!…と、頭ではわかっているのですが…。いやはや、まったくもって修行が足りないようです。



これについて、先日読んでいた本になかなか興味深いことが書いてありました。
著者は、河合隼雄氏。日本人初のユング派精神分析家の資格を取られ、その後、京大の教授、文化庁長官などを歴任され、日本の心理療法に大きく貢献された臨床心理学者の第一人者です。
その河合先生の「こころの子育て」の中に、こんなQ&Aが載っておりました。



Q: 衝突ばかりしていますが、親子の相性が悪いのでしょうか?d0214179_23544746.jpg
…というあるお母さんの質問に河合先生はこう答えております。

A: 夫婦で解決すべき課題がないか、点検したらどうですか?

ふ〜む。。これには唸りましたね。
なるほど〜、ぽん!(膝を叩く)と思ったわけです。



本の中での先生の見解は、
夫婦は話があうから結婚している場合と、考え方が違うから、お互いにカバーしあってうまくいっている場合がある。その二人の遺伝子をそれぞれもらう子供は、母の遺伝子が強い場合と、父のが強い場合があるとすると、自分に似ていれば仲良しになり、全くそれが反対の場合はむちゃくちゃ腹が立ってくるときがある…というものでした。



少なくとも今まで出会った「親子関係のつらさ」を物語るお母様方の半数以上が、このパターンでありました。恥ずかしながら、不祥私の場合も主人と私の性格は正反対です。そして、子供は主人と良く似たタイプ。遺伝だな…とは思って納得してはおりましたが、まずは夫婦間の調整をとること…というのは盲点でした。なぜなら、往々にして母親族は、旦那様に関しての文句があれど、「もう仕方がないわ」と見て見ぬ振りをすることはできるのです。しかし、子供に対してはそうはいかないのですね〜。それは自分の身体から生まれてきた子供に対する「そうじゃなくて、こうなってほしいのに…」という仄かな期待なのかもしれません。


もちろん、全てがこのパターンに当てはまるとは思いません。
中には、占星術的にいうならば、過去生からのカルマ的な因縁(例:過去生で相手を傷つけてしまったから、今回は育み愛おしめるように…など)や、親子で、ある課題を乗り越えるために対立が生まれる場合もあるでしょう。
しかし、よいところばかりがうまく接合されたのではなく、親のうむむ…と思われるところばかりくっついて生まれてくる場合も有りうるわけです。そうなると夫婦二人の奥底の性格まで見つめていなければ、「この子はどこの子だ?!」となってしまうにちがいありませんね。もしくは、自分の一番嫌なところを子供が引き継ぐというケースもあるわけです。反面教師という、あれです。
いずれにしても、実のところ、DNA的、つまり科学的には二人の子供であることには間違いはないわけです。



話を戻しましょう。
親子の相性が悪い場合ですね、d0214179_042794.jpg
まず、夫婦関係をもう一度振り返ってみてはどうでしょう?と、
先生は仰っているわけです。つまり、その子供の遺伝子の
持ち主である、親との関係を見直すということですね。
私であるならば、つまり主人のことを考えてみる。
「あぁ、どうしてこの人と結婚したんだっけな」とか、
「この人の良さって何だろうな」とかね。そうすると、
「お〜、この人は私にないものをいっぱい持っているぞ」
とかに気づくわけです。

そうやってひとつひとつ気持ちをほぐしていくと、親子関係も違った見方をできるはず…というわけなのですね。



占星学とはなんとも不可思議なもので、その人がどういう人とどういう結婚をするか?という問題にたくさんのヒントを与えてくれます。その人が持つであろう子供についての情報もしかりです。
素晴らしく心の安定をもたらす結婚をして、仲良し家族を築くだろうな…という人もたくさんいますし、そうではなく、この人は結婚や子供を持つことで、たくさんのことを学んでいくだろうな…という人も同じくらいたくさんいるのです。どちらがいいということではなく、どちらも意味深い、とっても素敵なことなのです。


相性が悪い親子?
なんだかシアワセとは簡単にいえない感じの親子関係(夫婦もしかり)には、素晴らしい可能性がいっぱい詰まっているというわけです。
文中で河合先生はこの二者を「川の中に立っている二本の杭の間に張る網」に例えています。相手として似通った近くの杭を選んだ人は、網は張りやすいけれど、魚の収穫は少ない。理想の違う遠くの杭を選んだ人は、網を張るのに苦労するけれど、張ってしまえば収穫は大きい…というようなことを書いておられます。
つまり、感覚や感性の違う相手を認めながらも、その関係を築きあげれば、そこには大きな収穫…それは、その人ひとりでは成し得ない体験であったり、心のひろがりだったり、自分では予想もつかない大きな何かを掴むことが可能なのだということですね。



私はこのブログの中で、さまざまな角度から「運命」というようなものを取り上げてきました。
運命に支配されるなんて、いやだ!そんなものあるはずがない!と仰る方もたくさんいらっしゃると
思います。しかしです、星や宇宙などに触れておりますと「あぁ、やっぱり運命ってあるのかな」と思うことしきりです。そして出来ることならば、皆様にはその各々の運命を知った上で、それを受け入れて(今回でいうならば、そういう夫婦や親子関係を持つという運命を受け入れて)、もっともっと拡大する方向へ、楽しくわくわくしながら、ご自分の運命を切り開いていって頂きたい…と心から思うのです。



著書の中で河合先生もこう仰っています。

『不思議ですねえ。運命の糸はほんとにあるんじゃないかと思う程、みんなふさわしい相手と結婚しています。そして、みんなまるで自分の意思で、相手を選んでいるように思ってるけど、そんなの大間違いでね。そこいは当人達にが気づいていない力が働いているんです。』
by kej000 | 2011-10-22 15:26 | 本の紹介です

「アルケミスト」 夢を旅した少年のお話

今日は最近読んだ、とびきり素敵な本を紹介したいと思います。
ブラジルの作家、パウロ・コエーリョの「アルケミスト」というお話です。
1994年初版で既に47カ国でベストセラーというのですから、皆様はもうご存知かもしれません。


お話は「夢を旅する少年の冒険記」とでもいいますか、童話のような読みやすいストーリー展開なのですが、そのなかにちりばめられている言葉がもう、真珠の粒のようにキラキラとしているのです。
読んでいて、ふわ〜っと身体が宙に浮く…とでもいうのでしょうか?!
まるで魔法にかけらたように、胸が開いていくのを感じます。


主人公はサンチャゴというアンダルシアで羊飼いをしている少年です。
その彼が「エジプトのピラミッドそばまで行けば、隠された宝物を見つけられる」という夢を2度も見ます。彼は半信半疑でジプシーの占い師に会い、夢のお告げの意味を問いかけます。それでも確信を持てずにいると、そこに一人の老人が現れます。その老人は彼の心を読み解き、今の羊飼いの仕事に執着している少年の背中を押して、彼を旅立たせてくれるのです。
この老人…実は、セイラムの王ということなのですが、彼の言葉がとても心に沁みます。ひとつ例をあげさせてください。



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『おまえが誰であろうと、何をしていようと、おまえが何かを本当にやりたいと思う時は、その望みは宇宙の魂から生まれたからなのだ。それが地球におけるおまえの使命なのだよ。そして、お前が何かを望む時には、宇宙全体が協力して、それを実現するために助けてくれるのだよ。』



老いた王様は、少年に「世界で最も賢い男から幸福の秘密を学んでくるように言われた若者の話」の話も語って聞かせます。この話がまた素晴らしい。。。。そして、前兆を大事にするように…と伝えます。前兆…つまり、先日この森ブログに書いたシンクロニティのことですね。さて、少年はついに夢を実現させるためにエジプトへと長い長い旅へ出かけるのです。




その後、彼はまずアフリカに渡り、苦悩し迷いながら、時に目的を見失いながらも、前兆を信じて旅を続けます。お話をここに全て書いてしまうのはあまりにも勿体ない。ですから差し控えますが、ひとつだけ。彼はこのタイトルでもある「アルケミスト」に出会うのです。
アルケミストとは何でしょう? ご存知の方もいらっしゃると思いますが、少しだけ説明しておきましょう。


アルケミストとは、錬金術師のことです。
一般的には、液体「不老不死の霊薬」と個体「賢者の石」からなる「大いなる作業」を成し遂げるもの。錬金術師にかかれば、鉄や鉛が金へと変わるのです。そして砂漠の娘は彼、錬金術師のことを「砂漠の妖精と話をする人。そして世界の秘密をみんな知っている人」と語ります。


冒険はこのアルケミストと少年が出会ってから、一気に佳境へとむかいます。
次々起こる展開に手に汗握ります。
さて、そして少年は無事に宝をみつけることができるのでしょうか?
もちろん!できますね(あれ?結末を言ってよいのかな?)しかし、そこに至る冒険の数々、なかなか一筋縄ではいきませんぞ。


内容的には、スピリチャルなヒントが多くちりばめられていて、精神的な世界に興味を持っている方は是非読んで頂きたい『聖杯探求』のお話なのです。もちろん、そういう世界には興味がない方、そしてお子様にもおすすめしたい一冊です。



*           *           *

どんな道を歩いていても、自分の夢や希望にむかって歩んでいる人は輝いています。

しかし、その道は決して平坦ではなく、困難もあれば、迷いや混乱もあるものです。

この本は『あなたがもし、本当に心から何かを望み、実行しようとするならば、それに迷わず向かうべきだということ。

そしてその代価としての代償を払わされることがあっても、その意志を持ち続け、あなたの心に問い続ける限り、必ず道は開け、運命の輪は廻り出し、貴方は大きなものを掴むであろう』

私達の肩をそっと抱いて、勇気づけてくれるような…そんな優しいあたたかい本なのです。


*           *           *


今日の一枚

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花鳥の美でも取り上げたカード…『ART』が再登場です。
このカードの本来の意味は「大いなる技」つまり錬金術の
最後の段階を示していると作者クロウリーは言っています。

錬金術師の後ろにある太陽のレイにはラテン語で
「大地の内部を訪れよ。
 汝、精溜により秘石(賢者の石)を探し出すべし」と
書かれています。

つまり、嘘偽りのない本当の自分の心に従い、
新しい自分を導きなさいという意味だと私は思うのです。
by kej000 | 2011-07-31 00:05 | 本の紹介です

育てたように子は育つ

実家にふらりと遊びにいくと、いたるところに相田みつを氏の書が飾ってあります。
玄関や台所、トイレにまで鎮座していて、いちいち説法されているような気になったものです。
ところが先日、相田みつを氏の文庫本と出会い、頭の中がかーっと熱くなってしまいました。


「育てたように子は育つ」


これがその本のタイトルです。
今迄お子さんのことでカウンセリングをしてきたご両親の顔が次々に浮かんでは消えました。
もちろん、母としての私、我が娘のことも、です。



以前、我が師匠が昔の身分の高い家では子供を外にあえて預けていた…という話をされており
やはり過保護を避けるためにもそういうことは必要なのかな?と思ったことがありました。

占星術を志す私とすれば、普通の母よりも子供のことを客観的に熟知しているはずなのですが
どうもいけないと思う時がたびたびあるのです。
それは、私…つまり親の欲が出てしまうときに他なりません。

こうなったら、あぁなるから…と先々を読んで手を出し、口を出し、それがいけないのだ…と
わかっていながら、子供の意志を尊重することができないのです。いけません。


氏の詩の中にこういうのもあります。


「遠くからみている」


なるほど…そういうことか
今迄皆さんにカードや星を通じてアドバイスをしてきたことが、これほど短い言葉に
ぎゅっとこめられていたのです。


子育てとは 遠くから見守ること 信じて待っていること


これがなかなかむずかしいのです。
ともすると、人様に預けてしまったほうが楽かもしれません。
そばにいて、それでいて遠くから…信じて、そしてじっと待つ。
なんとまぁ、聖人のような。
子育てはやはり修行といえるのかもしれません。


最後に相田氏の好きな詩をひとつ。



「みんなほんもの」
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トマトがねぇ
トマトのままでいれば ほんものなんだよ
トマトをメロンに みせようとするから
にせものになるんだよ

みんなそれぞれに ほんものなのに
骨を折って にせものに なりたがる
by kej000 | 2011-04-05 15:16 | 本の紹介です

太陽のような人

今日のお話は「太陽」について。

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写真は、エリサ・クレヴェンが描いた「おひさまパン」という絵本です。

* * * * *
おひさまがかくれてしまって世界中から色という色が奪われたかのように毎日雪が降り続きます。
動物達は家の中でおひさまが再び出てきてくれるのを待っています。
そんな中、犬のパン屋さんが大きな大きなおひさまのパンをつくります。
焼き上がったパンは心浮き立つ暖かな味で、動物達はじぶん達が輝きだした気がしました。
するとまぁ、みんな空にふわふわとのぼりはじめたではありませんか。
甘く満ち足りた声で歌う声にほんもののおひさまが目をさましました。
そうして、世界中がおひさまの光をよろこびあうのです。

* * * * *

これは、娘が小さい頃に大のお気に入りの絵本でした。
とくに後半、おひさまと共に絵本いっぱいに色が鮮やかによみがえるところが素敵です。


太陽はみんなのことを照らしていてくれます。
太陽のような人になりたい…と思ったことはありませんか?
その人がいるだけで、なんだかあたたかい気持ちになるような、力が湧いてくるような…。

よし!では、みんなに心くばりをして、世話をやいて…。
それでは何かが違うようです。

大事なことは、きっとあなた自身が輝くことですね。
あなたが心から楽しんでいるか、何かに夢中になっているか、幸せでいるか…。
そうするとあなたはとってもキラキラと輝きだして
周りの人を知らず知らずのうちに、明るく照らしていることでしょう。

太陽だってね、みんなを照らそうとして輝いているわけではありませんね。
ただ、太陽自身が、きらきらと輝いているのです。
あぁ、私もおひさまみたいにキラキラしたいな、と思うKejでありました。
by kej000 | 2011-03-05 01:11 | 本の紹介です